パソコンの資格は色々あるから分からないな・・・
とりあえずMOSを取っておけばいいのかな?
30代・40代の就職・転職に役立つ資格を検索すると「宅地建物取引士」「ファイナンシャル・プランニング技能士」「キャリアコンサルタント」といった言葉が出てこないでしょうか?
確かにどれも就職・転職に役立つことは間違いありませんが、いずれも国家資格であって、気軽に挑戦してすぐ取得できるようなものではありません。
筆者は上記のような資格取得も重要だと考えますが、それ以上にパソコンの操作スキルが無くては実務で活躍するのは難しいと考えます。
どれだけ難関資格を取得していても、文書の1つも作れなければ話にならないですよね。
よって、パソコンが苦手な方は、まずはパソコン関係の資格取得から挑戦してみましょう。本記事では手軽に取得できるパソコン資格を中心にご紹介いたしますのでご参考ください。
あらためまして、本記事を執筆している筆者についてご紹介いたします。
それでは、複数ある資格のなかからオススメのパソコン資格をご紹介いたしましょう。
パソコンの検定資格ってどんなものがあるの?
パソコンの検定資格には様々な種類がありますが、ここでは代表的な6つの資格について紹介します。
日商PC検定
日本商工会議所が主催するパソコンの公的資格です。各地の商工会議所パソコン教室やテストセンターなど、様々な場所で受験が可能です。
試験内容なITやビジネスの知識を問う知識科目(Basic除く)と、ワードやエクセルなどのオフィスソフトの操作を問う実技科目で構成されています。
難易度は1級~3級とBasicの4段階で用意されていますが、履歴書に書くのであれば最も易しいBasicは除き、3級以上の取得を推奨します。
社会人であれば最低限知っておきたいビジネス知識や、実務に即したパソコンの活用能力を高めることができ、受験料も手頃なのでオススメです。
1級がダントツに難しい検定試験です。
タイムパフォーマンスを考えると、合格を目指すのは2級までにしたいですね。
MOS(Microsoft Office Specialist)
オデッセイが主催し、マイクロソフトが認定するオフィスソフトの検定試験です。
ワードやエクセル、パワーポイントなどの各アプリケーションごとに試験があり、幅広い操作知識を問う実技試験で構成され、難易度は一般レベルとエキスパートレベルがあります。
一般レベルはオフィスを使うのであれば最低限知っておきたい操作内容となっており、エキスパートレベルは一般レベルの上位機能が求められますが、試験以外では使わないであろう高度機能も試験範囲に含まれます。
筆者としては、ミドル世代がMOSを取得するのであればエクセルのエキスパートまで取得することをオススメしたいです。
総務・経理・営業・コンサルなど、幅広い業種でエクセルが活用できますので、就職・転職の幅が大幅に広がりますよ。
VLOOKUP関数、INDEX関数、ピボットテーブルなど
人気のデータベース機能はMOSエクセル・エキスパートの出題範囲です。
VBAエキスパート
VBAエキスパートは、エクセルやアクセスの操作を自動化するマクロ・VBA(Visual Basic for Applications)のスキルを問う試験で、MOSと同じ主催となるオデッセイが認定する資格です。
難易度はExcel VBA ベーシック、Excel VBA スタンダード、Access VBA ベーシック、Access VBA スタンダードの4種類があります。
試験はパソコンを使用した選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、穴埋め記述形式で構成されており、ひたすらプログラミングを行うような試験ではありません。
Excel VBA スタンダードを前提に記載しますが、「履歴書にこの資格を記載している=エクセルが使えて、VBAのコードが読み書きできる」という印象を抱きます。エクセルを多用する現場で、就職・転職希望者の履歴書にこの資格が書いてあったらとても心強いですね。
ただし、PC初学者がいきなり受験するような内容ではなく、MOSエクセルやエキスパートの合格後に挑む方が多い資格です。エクセルの操作を十分に理解してから挑みましょう。
VBAはエクセル作業の自動化にとても役立ちます。
広く活用シーンがあり、現場に1人は使える人がいたら大活躍間違いなしです。
VBAエキスパート公式テキスト Excel VBAベーシック
P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)
「パソコン検定」で検索すると最初にたどり着くのがP検ではないでしょうか?
P検は、ICTを活用した問題解決能力を測る検定試験としてICTプロフィシエンシー検定協会が主催し、ベネッセコーポレーションが運営しています。
試験はパソコンの基本操作やオフィスソフトの操作、インターネットの利用などを問う実技試験と、タイピングテストから構成されています。
1級から5級までの難易度があり、中学・高校の学習指導要綱に準拠していることから中高生にオススメしたい資格です。
よって、このページにたどり着いたミドル世代の方が取得するよりも、中高生のお子さんに取得させるのが良い資格ですね。ご自身が取得する場合は、2級もしくは1級を受験しましょう。
ICT=ITと同義です。国際的にはICTという表記が一般的です。
ITパスポート
ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明できる国家試験です。
経済産業省が後援しており、ITを利用するすべての社会人が知っておきたい知識で構成されている資格です。
試験内容は、AIやビッグデータといった新しい技術もあれば、経営戦略やマーケティング、法務といった経営全般の知識、セキュリティ・ネットワークなどのIT知識や、プロジェクトマネジメントといった幅広い内容から出題されます。
ITに関する国家試験は他にも様々ありますが、ITパスポートはそのなかでも最もやさしい難易度の試験です。
「パスポート」の名からも分かるとおり、この試験に合格する過程で仕事へ活かせるスキルが身につくわけではありません。
ITに関する最低限の知識があることの証明として履歴書に書くことができ、あるいは今後、上位の国家試験に挑むための足掛かりとして挑戦するための試験という位置づけです。
このブログをご覧いただいているミドル世代のあなたが、もしIT業界を目指したいと考えているのであれば。上位の資格へ挑むことを前提に受験しましょう。
就職・転職にむけて、何かしらのきっかけが欲しい人向けの試験です。
他の資格とセットで合格しましょう!
初学者はこれを受験しておこう!
結論から書きますと、初学者は以下の理由から「MOSエクセル」の合格を目指すのが良いです。
初学者はMOSエクセルが良い理由
- 参考書や通信教育など学習手段が豊富
- 知名度の高い資格を取ることで自信に繋がる
- 上位試験では高度スキルの獲得も可能
- エクセルの操作スキルは非常に多くの会社で活かせる
どれを勉強しようか悩んでいる人は、とりあえずMOSを取ってみましょう!
思い立ったが吉日です!
いかがでしたでしょうか?
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