VBAを勉強してマスターしたいな。
VBAが使えることを証明できる資格もあるといいな。
VBA の資格なら「VBAエキスパート」一択です!
マスターまで目指すなら、Excel VBAスタンダードの取得がオススメですね。
VBAの代表的資格と言えば、オデッセイコミュニケーションズの開催するVBAエキスパートです。
VBAエキスパートはExcel VBAのほかにAccess VBAがあり、それぞれにベーシックとスタンダードという2つの難易度があります。
このうち、下位資格であるExcel VBAベーシックについては別の記事で記載しておりますので、以下のリンクよりご覧ください。
▼ 記事の執筆者について ▼
さて、本記事ではVBAエキスパート資格のうち、Excel VBAスタンダードについてご紹介いたします。
資格の概要から、勉強時間や難易度、合格するための学習方法について記載していますので、ぜひ最後までお読みください。
Excel VBAスタンダードの出題範囲
Excel VBAスタンダードは、VBAを使いこなすための基礎知識をマスターしたい方に適した民間資格です。
下位資格であるExcel VBAベーシックの出題範囲を含み、更に深掘りした操作知識を求められるものとなっており、具体的な出題範囲は以下のとおりです。
Excel VBAスタンダード 出題範囲
- プロシージャ
- 複数のプロシージャを使ったマクロ
- Callステートメント
- 値を共有する
- Functionプロシージャ
- 変数の活用
- データの個数を数える、値を合計する
- 配列
- オブジェクト変数
- ステートメント
- Select Caseステートメント
- Do…Loopステートメント
- For Each…Nextステートメント
- その他のステートメント
- ファイルの操作
- ファイルの操作
- フォルダの操作
- 文字列操作によるパスの指定
- ワークシート関数の利用
- WorksheetFunctionオブジェクト
- 検索とオートフィルター
- 検索の基本
- 見つからなかったときの判定
- 検索したセルを使う
- オートフィルターの基本
- 絞り込んだ結果のコピーとカウント
- 絞り込んだ結果の編集
- データの並べ替え
- 簡単な条件の並べ替え
- 複雑な条件の並べ替え
- 特殊な並べ替え
- 文字列の並べ替え
- フリガナの操作
- テーブルの操作
- テーブルとは何か
- テーブルの特定
- テーブル部位の特定
- テーブル操作の例
- エラー対策
- On Error ステートメント
- エラーが起きないデータに整える
- デバッグ
- Debug.Print
- イミディエイトウィンドウ
- ブレークポイントとステップ実行
Excel VBAスタンダードの出題範囲のうち、条件分岐やデータの並び替え、テーブルといった機能(あるいは関連する関数)は、Excelを使用していれば必然的に使用するであろう代表的機能です。
そのため、同機能を日頃から使用している方であれば難しく感じないと思いますが、理解ゼロから挑もうとすると、まずそれらの仕組みを覚えるのに時間を要しますので、取得難易度が一気に上がります。
Excelに慣れていない方は、MOS Excel(一般)から学習を始めて、MOS Excel Expert(上級)を取得できるレベルまで学習されると、本試験の範囲を難なく学ぶ事ができるかと思います。
Excel VBAスタンダードの試験概要
実際の試験では、VBAの基本的文法が理解できていることは無論、ベーシックよりも更に高度なマクロの読解力や記述能力を問われます。具体的な試験概要は以下のとおりです。
試験概要
- 受験形式
CBT形式(試験会場のパソコンで解答) - 試験時間
50分 - 問題数
40問前後 - 出題形式
選択肢形式・リスト選択形式・記述形式 - 合格点
1000点満点中700点前後以上(問題の難易度により変動あり) - 受験料
税込14,850円 ※割引制度あり
「MOS」「IC3」「ビジネス統計スペシャリスト」「外交官から学ぶ グローバルリテラシー」「コンタクトセンター検定試験」「令和のマナー検定」のうち1つでも取得していると割引価格(税込13,420円)で受験可能です。
受験会場を探される場合は、以下のリンクから検索ができます。受験は頻繁に開催されていますので、学習が一通り済んだ段階で落ち着いて申し込めば大丈夫です。
Excel VBAスタンダードの価値
VBAエキスパートで一番難しい試験はExcel VBAスタンダードです。そのため、最上位の資格を取得したという点で十分に誇れますし、履歴書に記載することで転職時のアピールポイントにもなるでしょう。
実際、営業活動や事務作業を行うシーンでVBAのスキルが求められる場面は沢山あります。Excelを業務に使用している会社であれば、貴重な戦力となる可能性は非常に高いでしょう。
同僚と差別化を図るのにも良い資格ですね!
Excel VBAスタンダードの合格戦略
Excel VBAスタンダードは独学でゼロから勉強するのは難しい資格です。そのため、PC初心者やExcel初心者はまずMOS Excel(最低でも一般)の取得から目指すと良いでしょう。
スタンダードの学習方法は、ベーシックの記事で紹介している方法と同様となりますが、公式テキスト以外で現行の試験範囲を網羅しているテキストがありませんので、独学で受験する場合は公式テキスト+公式演習問題を購入しましょう。
なお、公式演習問題は180日間の利用制限があります。毎日少しずつ勉強できる方であれば余裕ですが、自身の無い方はテキスト学習を終えてから購入するようにしましょう。
公式テキストと公式演習問題を用意したら以下の手順で学習を進めましょう。
独学による学習手順
- 公式テキストに沿って、Excelの画面で実際に練習しながら進めてください。
隅から隅まで素読する必要は無いですが、実際に操作して試すことを2周は行うことが望ましいです。 - 公式テキストの学習が済みましたら、公式演習問題も最低2周します。
これが問題なく解けるようになりましたら受験に進みましょう。
Excel VBAスタンダードは上記の流れで学習すると、ベーシックが合格済みであれば20~30時間程度、VBA初学者でExcelに慣れている方であれば40~50時間程度、慣れていない方ですと60~70時間ぐらいで解けるのではないかと思います。
根気は必要ですが、繰り返し練習して慣れることで合格できる試験ですよ!
いかがでしたでしょうか?
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