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【大量記憶法】独学で資格取得は難しい?コツコツ続けられる勉強法をご紹介

2024年3月15日

独学で資格取得は難しい?コツコツ続けられる勉強法をご紹介

FPや宅建のような人気資格に合格するにはどうしたらいいの?
忙しくてもできる勉強方法だと嬉しいな。

質問者
質問者
シュン
シュン

任せておいてください。
さまざまな資格に使える勉強方法を伝授します!

あらためまして、まずは本記事の執筆者である私自身についてご紹介いたします。

本記事の執筆者(シュン)のご紹介

  • PCスクール講師(10年目)
  • MOSや日商PCのほか、2級FP技能士、宅建士、賃管士など保有
  • 現在は行政書士の合格にむけて学習中

資格勉強は時間を掛ければ掛けるほど合格に近づく可能性が高まります。しかしながら、働き盛りのミドル世代は仕事に忙しかったり家庭があったりという方が多く、自由な時間は多くありません。

筆者も毎日の仕事に加えて、自宅に帰れば家事・育児と奮闘しているため、それほど時間はありません。たまの休みに1日中勉強というわけにもいかず、何より家族の目も気になります。

そのような状況で私がさまざまな試験に合格できたのは、スキマ時間を使ってコツコツと積み重ねた事にほかならないと考えています。実際、まとまった学習時間を取らずとも、FP技能士・宅建・賃管士などの試験に独学で合格することができました。

そのような経験をふまえ、本記事では具体的にはどのように手法で勉強すれば良いのかを紹介していきます。

独学で勉強する必要性はあるのか?

スクール・独学のどちらで資格を取得しても、その価値は一緒です。

それでも独学にする最たる理由は「金銭的問題」と「時間的問題」になるのではないかと思います。

例えば、FPや宅建のような人気資格をウェブで検索すると、検索結果にさまざまなスクールや通信講座が表示され、ご覧になった方もきっと多いのではと思います。

実際、筆者も宅建を学習しようと思った当初はウェブで検索し、LEC・TAC・ユーキャン・アガルートなどの大手が提供する講座内容をチェックしたことがあります。

ご覧になった方なら分かると思いますが、講座内容と一緒に表記されている授業料がなかなかに「高い」のです。筆者は検索した当時とても払えず、受講する時間確保も難しいと思い、そっと画面を閉じました。

筆者は自らがPCスクールインストラクターであることから、スクールに通うメリットは十分に承知しています。数々の合格者を輩出した講師に説明してもらう方が合格に近づくことは間違いありません。

しかしながら、多くの方は「金銭的に厳しい」「時間がない」「節約したい」と考えるでしょう。そのような方は、私とともに独学で挑戦していきましょう。

シュン
シュン

スクール利用については別の機会に触れたいと思います。

合格までの目標の立て方

それでは、独学で勉強することを決めたら、具体的に以下の点を決めておきましょう。

まず決める内容

  • どの資格試験に挑むのか
  • いつから始めていつまでに合格するのか
  • 合格したらやりたいこと

当たり前ですが、まずは挑む資格を決めましょう。難関資格に挑戦するのも良いですが、資格によっては受験資格を設けていることがあります。要件を満たしているかの確認も忘れずにしておきましょう。

挑む資格が決まりましたら、出願日程(試験に申し込める日程)と試験日を確認してください。出願日程を過ぎていた場合は次回の試験に向けてとなりますが、それが来年になることもあります。

出願も間に合うようでしたら、あとはいつから始めるかを決めましょう。筆者としては、思い立ったその日に参考書を購入(もしくは注文)して、参考書を手にした瞬間から学習を開始し、出願が開始されたら初日に申し込みすることを推奨しています。

なぜならば、せっかく思い立っても日が空くと気持ちが薄れてしまうんです。それならば、参考書を手に取ったその瞬間からとりあえず始めて、出願開始日に申し込むことで退路は完全に断つようにしてください。

最後に、合格したらやりたいことも決めておきましょう。転職のようなしっかりとした目標でも良いですし、普段食べないような美味しい物を食べる、旅行に行く、時間を忘れてゲームに没頭するといったものでも良いと思います。

やりたい事が決まったら、それらは勉強開始から受験終了までは封印しておきましょう。

シュン
シュン

ついつい見てしまう、読んでしまうスマホのアプリ。
大して役にたっていないものはいっそ削除してしまいましょう。

スケジュールの立て方(必要時間を決める場合)

受験する資格や目標が決まりましたら、今度はスケジュールを立てていきます。

資格名でWebを検索すると、資格取得に必要な学習時間は100時間、300時間、あるいは1000時間・・・と記載されている事が多く、当ブログにおいても目安としてそのような記載を用いています。

もし、この記事をご覧になっている皆さんが、毎日2時間・3時間というまとまった時間を勉強に費やす余裕と覚悟があれば話は早いです。

下記のように、必要時間を試験日までの日数で割ると、学習に要する1日当たりの時間が算出できますので、すぐに教材選びに進みましょう。

(例)宅建士に必要な学習時間300時間÷試験日まで200日=1日あたり1.5時間

多くの方はこれが徹底できたら苦労はしていません。徹底できない方は、取り組む時間を基礎として学習を進めることはやめて、以下の方法をとりましょう。

スケジュールの立て方(学習範囲を決める場合)

筆者が奨める学習方法は、参考書のうち問題集の所定範囲を、時間ではなく学習範囲で決める方法です。

これは、棚田行政書士の提唱する「大量記憶法」の影響を強く受けており、宅建士や賃貸不動産経営管理士の合格年はこの方法を用いていました。具体的な方法は以下のとおりです。

学習範囲によるスケジュールの立て方

  1. ExcelやGoogleスプレッドシートを用いて表を作成する
  2. 縦軸の見出しに問題集を5問ずつに区切って、「1~5」「6~10」・・・と入力していく
  3. 横軸の見出しに学習頻度を決め、「1」「1」「2」「2」「3」・・・と入力していく
  4. セルには学習する日付を入れていく

これだけだと分かりづらいですね。以下に宅建士の問題集を使用した場合の例を掲載いたします。

下図はGoogleスプレッドシートを用いて作成した例で、PC・スマホのどちらでも進捗管理ができるのでオススメです。

使ったことがない方は、もちろん手書きで作成しても大丈夫です。

上図では、問題1~3を3/12に解答したのち、翌日となる3/13、さらに2日後の3/15、3/17・・・と解答することになります。

そして、翌日からは並行して問題4~8を解答し、翌々日には9~14も解答します。解答が終わったら蛍光ペン(上図では塗りつぶし機能)で塗りつぶしていきます。

この学習スケジュールは決して効率が良くありませんが、「忘れない」ということについては極端に特化しています

なぜ忘れないことが重要かという点については「エビングハウスの忘却曲線」が有名です。

人は、一度学習したことも24時間を経過する頃には半分以上の内容を忘れてしまいます。これに対し、上記の学習方法では忘却しきる前に同一の内容を学習することで、記憶を定着させることができます。

繰り返すことで答えを覚えてしまうかもしれませんが、学習初期はそのようなことでも良いのです。慣れてきたら、徐々に言葉の意味や周辺知識の理解へと広げていきましょう。

欲を言うと、はじめての学習開始から数時間以内に次の学習を開始すると望ましいです。棚田先生の提唱する大量記憶法でも半日後を推奨しています。

しかしながら、筆者はほとんどの日でそのようなスケジュールが取れないため、最短を1日後としています。このように、学習間隔については各々の生活にあわせて伸縮してください。

棚田先生の著書「大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法」では更に細かなテクニックや、記憶表が付属しています。より詳しく知りたい方はぜひ著書をご購入ください。

シュン
シュン

筆者は棚田先生をとてもリスペクトしています。

効果的な学習教材の選び方

独学では市販の参考書を学習教材として使用することになりますが、人気資格ほど類似する書籍がたくさんあります。

そのような中から効率よく学習できる教材選びをするために、筆者としては以下の点に留意することを推奨します。

こんな参考書は避けましょう

  • テキストと問題集が一緒になった2in1教材を避ける
    ➡ 中途半端なボリュームになりがちです。テキストと問題集を別々に購入しましょう。
  • テキストはカラフル過ぎるものを避ける
    ➡ 初学者受けが良いテキストに多いですが、色が多すぎると非常に見づらいです。
  • 問題と解答が別ページになっている問題集を避ける
    ➡ 解答ペースが遅くなります。
      見開きで、左が問題、右が解答となっているものを購入しましょう。

上記は筆者の経験に基づくものですが、実際に評判の良い参考書や、合格者を多数輩出している講師の参考書を見ると同様のものばかりです。多くの方の経験が物語っている点ですので、ぜひご留意ください。

シュン
シュン

資格ごとにオススメの参考書については、各資格の記事をご参考ください。

模擬試験の活用

多くの資格試験では模擬試験が存在します。MOSや簿記などの人気資格の問題集には付属していることが多く、宅建のような国家資格ともなると別売りとなる傾向があります。

難易度の低い資格ではテキストと問題集の演習のみで十分合格できるものが多いですが、国家資格ともなると模擬試験はやっておくに越したことはありません。

模擬試験の目的としては以下のようなものがあります。

模擬試験の目的

  • 本番のシミュレーション
    ➡ 試験と同じ時間で解答する
  • 分野別の解答ペース配分・解答順序など
    ➡ 得意分野や得点しやすい分野から解答する
  • 弱点項目の特定
    ➡ 法改正部分や、あやふやな理解になっている個所のチェック

筆者は宅建士・賃貸不動産経営管理士については市販の予想模試を購入し、直前期に本番と同じ時間で解答しました。

予想模試は法改正個所がよく出題されますが、実際の試験でも電磁化などの法改正が多数出問されており、ズバリ的中とまではいかずともかなり助けられました。

過去問の繰り返しによる学習は、「法改正に弱い」「歴史の浅い試験では効果が薄い」といった面がありますので、ぜひ活用されてください。

スキマ時間を有効活用する方法

上記の学習スケジュールを立てた方は、スケジュールに沿ってひたすら学習するのみです。しかしながら、それだけでは学習量に不安がある方や、そもそもスケジュールが立てづらい方は、お持ちのスマホを活用していきましょう。

筆者はFP技能士(3級・2級)・宅建士・賃貸不動産経営管理士の受験時には「過去問道場」や「参考書に付属しているアプリ」を活用し、通勤電車の移動中はひたすら解答していました。

上記のようなサービスがあれば十分と評価する方も居ますが、筆者としては参考書を用意いただいた方が良いと考えます。

理由として、画面上の問題演習に慣れすぎると流し読み&早解きになってしまいがちで、そのようになってしまうと選択肢や間違えた理由が記憶に残りづらいです。

筆者は過去問がそのまま出てくるような試験以外はかえって苦戦する要因となってしまいましたので、スマホによる学習を行う際は、そのようなやり方にならないよう、1つ1つ丁寧に解くことに留意しましょう。

シュン
シュン

スマホは手軽ですが気が散りやすいのもデメリットですね。
解答中にほかのアプリ通知が着ても見ないようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?

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